▼ジョージ ソロスの投資
ソロスの手法は国の弱みにつけこむ事が多く、批判も多く、賛否が大きく分かれる投資家です。
世界で最も運用実績の高いファンドとして知られるクォンタム・ファンドのファンド・マネージャーとして活躍した著者が語る相場理論。
ただ国のFUNDAMENTAL(ファンダメンタル)を見極める能力は誰もが認めるものでしょう。
ソロスの名が、世界に知れ渡ったのは、1992年頃に、繰り広げられた、イギリス中央銀行との、 凄まじい対決です。
当時イギリス政府は、景気後退にもかかわらず、ユーロ通貨統合へ向けて、 イギリスポンドを、一定水準に留めておく必要がありました。
ソロスは当時のイギリスをFUNDAMENTAL な観点から、ポンド安のトレンドを読み、4ヶ月の間に、 約1兆円にもわたる資金をポンド売りに費やしました。
このソロスの介入によって、イギリス政府は、約30億ポンドの損失をだし、 ソロスは当時購入していた株の利益も合わせ、2000億円にもおよぶ、収益を、上げました。この金額は、一つの相場戦としては、人類最大規模の利益です。
また、アジア通貨危機の際には、マレーシアのマハテイール首相に名指しで「戦犯」とまで言われた人物です。
▼ジョージ ソロスの著書
・ソロスの錬金術:総合法令出版
・グローバル資本主義の危機―「開かれた社会」を求めて:日本経済新聞社
・グローバル・オープン・ソサエティ―市場原理主義を超えて:ダイヤモンド社
・ソロスの資本主義改革論―オープンソサエティを求めて:日本経済新聞社
・ブッシュへの宣戦布告―アメリカ単独覇権主義の危険な過ち:ダイヤモンド社
・ジョージ・ソロス :テレコムスタッフ
・相場の心を読む:講談社
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